いわみ生コン協同組合

地域と共に歩む 生コン共同販売組合

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生コンについて

生コンとは?

 コンクリート(concrete)は、ラテン語のconcretusに由来し、漢字では「混擬土」と書き、異種の材料を一体硬化した固体の一般的な名称を云います。  一般的にセメント、水、砂、砂利、混和剤(材)を混合し、硬化したものをコンクリートと云います。 この他に、セメントの代わりにアスファルトを用いたアスファルトコンクリート、レジンを用いたレジンコンクリートがあり、 結合材にセメントを用いたコンクリートはセメントコンクリートと呼んで区別しています。  生コンクリートとは、コンクリートが硬化するまでの変形可能な状態のものを云い、日本工業規格(JIS)において生コンクリートは、 レディーミクストコンクリートと称され、その製造工場はレディーミクストコンクリート工場と称されます。

コンクリートの種類

 
コンクリートの種類は、セメントをはじめとする材料の種類、強度、密度、使用目的により分類されます。  JIS A 5308の中でレディーミクストコンクリートの区分は、おおまかに砂利、砕石などの普通骨材を使用した普通コンクリート、密度の小さい軽量骨材を使用した軽量コンクリート、および、道路の舗装に使用する舗装コンクリートに分けられます。  その中でも、セメントの種類、呼び強度、スランプ値、骨材寸法によって細かく区分されています。 また、特殊コンクリートでは、高い強度発現性を持つ高強度コンクリート、施工性改善のため流動性を著しく増加させた高流動コンクリート、水中打設に使用される水中コンクリート、病院のレントゲン室、原子力発電所等に使用される遮蔽コンクリート等があります。
 

コンクリートの構成材料

 コンクリートの一般的な材料構成は、セメントが7〜20%、水が7〜20%、細骨材(砂)が20〜35%、粗骨材(砂利)が5〜50%、空気が3〜6%です。 コンクリート中に空気が混入されているのは、作業性の改善と耐凍害抵抗性の向上を目的としています。
  • (1)セメント

     コンクリートの主要材料であるセメントは、「水または溶液と混合したときに反応して硬化する無機質材料」と定義され、その種類は、石膏などに代表される気硬性セメント、ポルトランドセメントに代表される水硬性セメントに分類されます。 このうち、生コンクリートに用いられるのは、水硬性セメントです。水硬性セメントはJIS R 5210「ポルトランドセメント」に規定されている6種類と、高炉セメント(JIS R 5211)、シリカセメント(同5212)、フライアッシュセメント(同5213)、および特殊な用途に使用される特殊セメント等があり、その種類は数10種類におよびます。この中で生コンクリートの製造に最も多く使用されているのは、普通ポルトランドセメント(N)で、わが国で使用されるセメントの約80%がこのセメントです。  そのほか、普通ポルトランドセメントの材齢3日強度を1日で発現する早強ポルトランドセメント、耐海水性、化学抵抗性に優れ、主に土木工事に使用されている高炉セメント等があります。  コンクリートにおけるセメントの役割として、最も重要なのは結合材として働きであり、時間の経過とともに強度を発現し硬化します。また、セメント硬化体がアルカリ性であることから、コンクリート中の鉄筋表面に不導体皮膜を形成し、鉄筋の発錆を防ぐ働きがあります。
     
  • (2)水

     生コンクリートに使用できる水は、上水道水、工業用水、井戸水、河川水、地下水および生コン車やコンクリートミキサを洗浄により発生するスラッジ水、スラッジ水を澄ました上燈水などがあります。 この中でスラッジ水は別途の管理が必要となります。  コンクリートにおける水の役割は、セメントの水和とコンクリートに流動性を与えることです。
     
  • (3)骨材

     コンクリート用材料としての砂、砂利を総称して骨材といい、細骨材、粗骨材は粒径で区分し、5mm以下の粒群を細骨材、5mm以上の粒群を粗骨材といいます。骨材はその名の通り、コンクリートの骨格となる材料であり、骨材の品質如何で良いコンクリートにも、悪いコンクリートにもなる重要な材料です。骨材には、天然資源である砂利、砂および岩石を砕いて作る砕石、砕砂があります。各材料とも長所、短所があり各材料を組み合わせて使用します。  コンクリートにおける骨材の役割は、増量材、充填材としての役割が第一であり、コンクリートの性能の面からも、経済性の面からもできるだけ少ないセメント量で所要の作業性、強度を有したコンクリートを作ることが望ましく、そのためにはできるだけ粗骨材から細骨材の粒度構成が理想に近く、充填性が良い骨材を選択することが大切です。
     
  • (4)コンクリート用化学混和剤

     化学混和剤として一般的に使用されているのは、AE剤、減水剤、AE減水剤、および高性能AE減水剤があります。   化学混和剤はコンクリートに空気泡を連行するため、また、セメント粒子を均一に分散させ、所定の作業性を得るための水量を減ずるために用いられます。  AE剤により小さな空気泡を連行したコンクリートは、コンクリート内部の水が凍結した場合の膨張圧を緩和し、凍結融解の繰り返し作用による劣化に対する抵抗性(耐凍害性)が大きくなります。  AE減水剤は使用することにより所定の作業性を得るための単位水量および単位セメント量を減らすことが可能となります。これにより経済性の面だけでなく、セメント硬化体の硬化収縮、乾燥収縮を小さくすることができ、水密性、耐久性の向上に有効な働きをします。  高性能AE減水剤はAE減水剤に比べ、更に高い減水率を有するとともにスランプロスが小さいのが特徴です。また、一定の添加量範囲では使用量に応じて減水率を大きくすることができ、大量使用しても凝結遅延が小さいので、単位水量の大幅な低減および高強度コンクリート、高流動コンクリートの製造に適した化学混和剤です。

「生コンクリートという呼び方」について

 生コンクリートは、日本工業規格(JIS)の「コンクリート用語」ではレディーミクストコンクリートと呼ばれ、 通称「生コン」という言葉で使われております。一般的に生コンはJIS指定商品とされ、 商取引において製品の標準化を図ることにより製造者は生産目標、使用者は使用したい生コンの選択基準となっています。 これはいわば消費者が保護されるように国家規格として日本工業規格のJISA 5308「レディーミクストコンクリート」が制定されているためです。

「生コンクリートの種類と表示のしかた」について

 生コンはユーザーからの注文によって製造・出荷しますが、事前の打合せでは生コンの種類が指定されます。 この種類は生コンの原材料であるセメント・砂・砂利・水・混和剤の量(これを配合といいます)によって決められます。  ユーザーから生コンの種類で「21−18−20 N」をお願いします、とあれば、 呼び強度が21、スランプが18p、粗骨材の最大寸法が20o、Nはセメントの種類が普通ポルトランドセメントのことを云います。

「呼び強度」とは

 呼び強度とは、生コンを現場で荷卸した地点に採取したものが、所定の材齢(日数)までに圧縮強度として何N/mm2(1mm2にかかる圧力)を 必要とするかその値を記号化したものです。  また、ユーザーは生コンを購入する際、コンクリート構造物に必要とされている強度(設計強度)に見合う生コンを、JIS規格で示されている呼び強度から選択します。

「スランプ」とは

 フレッシュな状態の生コンは、主に水量が多い、少ないによって軟らかさや流動性が違ってきます。この軟らかさの程度を示す方法にスランプ試験があります。  よくスポーツ選手が「スランプ」に陥るといいますが、これは調子が「下がる」などの意味で、生コンもコーンと呼ばれる高さ30pの型に生コンを入れ、 その型を引き抜いた時に最初の高さからどのくらい下がったか(スランプ)を示すものです。従って、スランプ18pとは接地面から12pの軟らかい生コンということになります。

「粗骨材の最寸法」とは

粗骨材とは、砂利や砕石のことを云います。コンクリート工事の施工で鉄筋と鉄筋の間、あるいは型枠の間を生コンが容易に通り、充填されるように粗骨材の最大寸法が定められます。  JISに規定されているセメントは全部で20種類以上あります。それぞれ特徴や用途があり、 施工条件によって決められます。日本の国土は、地質的に石灰石を含む山地が多いので古くからセメントの生産が行われてきました。
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